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旅行記が主になると思います。

香港から中国本土に入境(2023年6月)_香港レポ

どもども。えーてるです。ブログは不定期にきままに上げていきたいのだが、事実確認とかしてたら意外と時間かかっちゃうのよねぇ...
初めての方はどんな人間か知りたければどうぞー

普段は郵便局まわってるよ

ついった:えーてる (@tel_cellphone) / Twitter

自己紹介:はてなブログを開設してみました - ether2klyのブログ

 

 

 

今回は香港と中国本土に行ってきたので軽く入国レポート。日本と違って色々書類がいるからそれもまとめて書いてみるよ

 

そこだけ見たい人はここをクリックすれば飛べるよ

 

 

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香港。ほんこん吉本興業所属のお笑いタレントではない。

日本から2700kmほど離れた土地。

今回香港へ足を運んだ理由、それは...

 


安かったから。

簡単な話。私は常に金がない人なのに、出かけてしまう病気持ち。そんな私にとっては安さこそ全てなのだ。

 

香港は中国の特別自治区という扱いではあるものの、1997年までイギリスの植民地であったため、文化的には中国本土とは大きく異なる。なので、厳密には中華人民共和国だが、実質別の国だと考えてよい。政治的お話は複雑かつ私はあまり知らないので割愛する。

面積は札幌市くらい。札幌は人口200万に対し、香港は740万。ワオ。大都会である。

人が住んでいる地域も集中的で、かなりの人口密度。公用語は中国語と英語。道路も左側通行、とイギリスの植民地時代の名残を残している。

さほど大きくないし、火曜日には大学の授業もあるので、土曜-月曜で行くことを決定。

4月下旬に航空券を抑えた。往復5万いかないくらい。コロナ禍以前の海外をあまり知らないので、十分安いと思っている。海外旅行は初心者のため、あまり勝手を知らない。

私は日本だと郵便局を回ることしかしていないため、観光は苦手だ。とりあえずテキトーに目星をつけて行くことにした。

そして香港の場所を地図で見てみると、香港の上にも何やら大都市があるではないか。

 

広東省深圳市。しんせん、と読む。日本では漢字が難しいためか「深セン」という表記がメジャー。中国本土の四大都市と称される一線都市「北上広深」の一つであり、人口は1700万人。数十年前までは数万人の漁村だった場所が、ここ数十年で大都会へと急成長。昔は田舎だったなど、俄には信じがたい。

今回は2泊3日だが、今までの私の海外旅行は、一ヶ所にとどまらず、移動をしながらさまざまな都市を訪れるスタイルをしてきたため、今回もせっかくなら深圳に行ってみよう、となった。

調べるとしっかり国境じみたイミグレはあるようで。そして2023年6月現在、中国は15日間の査証免除を停止中。つまりビザ申請をしなければ入国出来ないということが発覚。申請は大使館だかなんだかに行く必要もあり、数日かかる。私は下調べをろくにせず、行く1週間前あたりから調べ始めるため、既に手遅れ。これは深圳に行くことは難しそうだな...と半ば諦めていたのだが!

 


特区旅遊ビザ」なるワードを耳にした。これは5日間のみの有効、行動範囲は深圳市内に限るが、香港から入国する際に予約なしで当日発給できるビザのようだった。

これだ!となり、入国レポートをいくつか参照。初の試みはもちろん不安も残るのだが、同時にワクワクも兼ね備えているのである。わからないポイントはあとは現地で確かめるのみ!

 

 

来たる出国の日


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2023-06-10 深夜、終電近い列車で羽田国際空港第3ターミナルへ向かった。普段出国は成田が多く、羽田の3タミは初めてだったが、“国際線”限定なので、京急の駅で降りた瞬間から海外旅行は始まっている気持ちになっていた。ゾロゾロ列車から降りてきたコイツら全員海外行くんやな...!となった。

発着便の一覧を見ると海外行くんやなぁ...となる。案内表示でワクワク止まらんですよ。

ターミナルは成田の方が大きい気はした。私が乗るのは0220発の飛行機なので、まだ時間には余裕があり、かつ他の便も少ない時間。そして空いてる店も少ないため、直ぐにチェックインして制限エリアへ。保安検査場は混まずにすんなり通過できた。


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台湾に4月行った以来、2か月ぶりの出国。HANEDA A.Pのスタンプは初めて押される。(台湾もブログ書いても良いな...)

 

ゲート近くの椅子に備え付けられているUSBポートでスマホとモバブの充電乞食をし、羽田空港第3ターミナルから香港国際空港に向け出発。香港エクスプレスという会社を利用した。

深夜2時ということもあり眠すぎて即就寝。


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知らない景色

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目が覚めると日が昇っており、スマホを見ると7時手前。6時着予定の便だが、日本と香港の間には1時間の時差が存在するため、決して飛行機の遅延ではない。到着し、あちらの国の電波が入るとスマホが香港仕様になり、時刻も合うはずだ。

スマホプランがahamoなので、海外でのネット通信はデータローミングをオンにするだけで使用可能に。追加料金もかからないの最強。Wi-Fisimカードをいちいち買わずに済む。マイナーな国でなければ基本使えるみたいなので、海外行くオタクはahamoを強くおすすめする。

 

 

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ここでトラブル発生。機内で脱いでいたサンダルを履こうとしたら、なんとアウトバングル(前の輪っか)がソール(本体)から外れているではないか。インステップバンド(後ろの輪っか)はまだ繋がっていたため、足を引きずりながら香港上陸。わざわざサンダルの各名称を調べながら説明したが、これじゃあまるで意識高い系の横文字言いまくる人みたいでなんかやだな...
しかしまあ、足を引き摺りながら動かざるを得なくなり、見苦しい歩き方極まりない。これは後でどこかで靴を買わねばならなくなった。

 

 


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看板を見て気づいたが、澳門に行けるフェリーもあるのね。澳門もまたの機会に行ってみたい。あそこは元々ポルトガルの植民地だったはずだ。今は香港から50kmにも及ぶ橋で繋がってるようだが。中国の技術はハンパねえ。

 

 

MTR


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特区旅遊ビザ取得のため、なるべく早く列車に乗りたかったが、案の定の混雑でイミグレ、税関を抜けたのは6時半過ぎ。駅を探していたら、急に出現した。ターミナルの中にそのまま駅があって驚いた。

香港では買っておいて損はない交通系ICカード的な八達通(オクトパスカード)を窓口で購入。200HKD(≒4000円)からの発売で、デポジット50HKDの150HKDチャージされた状態。そのまま乗車。改札がなく入場記録付けなくて良いの?とは思ったのだが、次の列車を待つのは勿体無いので飛び乗ってしまった。

香港は基本MTRがメインの鉄道となる。

Mass Transit Railwayの略らしい。

 

 


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香港、ディズニーランドあるんやね。誰かと香港旅行来ないと絶対行かない気がする(笑)

機場快速は、並走するMTR東涌線の駅に殆ど止まらず、文字通り快速列車。終点の香港まで乗ったら高額だと悟り、空港の次の駅の青衣で乗り換え。改札を出ざるを得なかったので金は差し引かれた(入場記録的なものなかったけど普通に出れた)が、そこからMTRで青衣(東涌線)→南昌(屯馬線)→紅磡(東鉄線)と乗り継ぎ、中国本土との境に位置する羅湖駅へ。

 

 

羅湖駅


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Lo Wu(ローウー)に到着。国境のための駅という感じ。

本当はもう一つの東鉄線の終点、落馬州駅まで行って、福田口岸から入国の方が混雑を避けれそうだと思っていたが、列車内で爆睡していた結果、羅湖に着いてしまった。まあなんとかなるだろう。

香港-深圳間で1番メジャーな国境だと思われる。出口には深圳の文字が。いよいよ国境だ。ドキドキする。同じ中国ではあるものの、イギリス植民地時代の名残で今も出入境管理が行われている。

陸路国境は初。

 

 

入出国にあたって

ここで、中国本土に入国するにあたって大事なものをまとめておこう。

 


入れておいた方が良いアプリ

 

中国版line的なやつ。税関の健康診断カード的なものを記入する際、このアプリを用いてqrコードで読み取るため、インストールしてないと不便が見込まれる

 

 

  • アリペイ(支付宝)

中国で現金はあまり使えない。基本キャッシュレス決済のため、入れておこう。日本人が使うとなるとTourCardというヤツ。以前はTourPassというものだったが、システムが変わって使えなくなったようだ。使えるようにする申請は少し時間がかかるので出発前に済まそう。詳しくは他のサイトを見ると良いだろう。

 

 

中国本土では、中国政府から情報規制がされており、vpn等を噛ませて通信をしないと、Line、TwitterGoogle等は使えない。だからこそ中国では独自の各種サービスが普及している。Google MAPのストリートビューが中国本土内に殆どないのもこの影響が大きいだろう。

ブラウザで検索をかける時も、Baidu(百度)を使用しないと使えない。尤も、日本語の記事は皆無で、中国語がわからない私にとってはあまり使えたものではなかった。

不安な人は、VPNについても調べておこう。


これらがあれば不自由はしないだろう。キャッシュレス決済が主流だが、もしもの際に中国元も持っておくと良い。

今回私は中国本土の深圳市に行ったので、深圳メトロのアプリも入れておいた。ちなみに香港MTRのアプリもあったのでおすすめ。

 

 

入出国

次に、香港を出て中国本土に入った流れを説明しよう。

まず羅湖駅の改札を出る。

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次に香港の出国ゲートの出場。Visitorの列は右寄りにある。

パスポートを見て何だか険しそうな顔をされたが、無事通過。ハラハラさせるな。

 

 

次に中国側に入るために、健康状況申告書をWeb上で提出する。辺りにWeChatのqrがあるので、それを読み取ると記入欄が出てくる。日本語訳もあったので安心だ。

滞在場所はGuangdong(広東)のShenzhen(深圳)だ。中国語は英語表記で書かれてもわかりにくい。


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集中線のような形をしたqrコードだが、しっかり読み取れて面白い。四角だけじゃないんだな。

健康状況申告書提出後、スマホqrコードが表示される。それをゲートの機械で読ませればOK。次のステップへ進める。

壁の柱には中国語で深圳歓迎と書かれているね。

 

ここで漸く中国側のイミグレとご対面。しかし私は現在ビザ(査証)を未所持。中国は査証免除措置を停止しているため、ビザがないと入国拒否されてしまう。
そこで当日予約なしでビザが発券できるという場所へ。


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私が着いたのは8時半。しかし既に多くの人が特区旅遊ビザを確保しようと並んでいた。

勝手を知らなかったため、私は焦って書類を書きながら並んだが、別に今のうちに書類を書く必要はない。何故なら整理券を取ってから待ち時間が発生するからだ。一番前でない限りは、まだ書かなくて良いだろう。とりあえず並んどけ。

 

 


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書類について。

 

書類はカウンターに置かれている紙の記入

それと香港に着いた際に入国印の代わりに貰える小さな紙(入国カード)

そして写真。

写真は手前にある写真機で一枚撮ればOK。無料で撮れるから安心したまえ。写真機には日本語がなかったのでEnglishで対応した。レシートのようなペラ紙で自分の写真がモノクロで出てくる。ビザで使用する写真だが、完成時にはしっかりカラーで印刷される。

 

 

9時になりビザオフィスオープン。全く、もっと朝早くからやっとけっつーの!


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下調べしたところによると、これが結構待つらしいのだ。15番だから15組目(1人)のようだ。1人じゃない人も居ると思うし、数時間が並ぶのを覚悟してテキトーに時間を潰す。

 

 

悲報:待ち時間にサンダル、死す。

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入国したら即靴を買うミッションとなった。やや不安だが...

 

1時間経過。漸く一番最初から並んでいた人のビザが発給された。そして私の整理券番号、015も呼ばれた。書類を揃えて提出。そして料金は168元(3300円ほど)をカードで支払い、発給を再度待つ。どうやら国籍によって支払う額は変わるらしいが、詳しくは不明。

発給は001-007を一気に、008-014も一気に来た。私はその次なので残念ながらもう少し待つ羽目に。

 

 

さらに待って11時頃、漸く発給!!

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念のため番号云々は色々隠しておく。

 

特区旅遊ビザ確保!!パスポートの1ページを丸々使用して貼られていた。これで最大5日間、深圳市内のみに立ち入ることが許された。正直もっとかかると思ってたので、まあ良かった。

ちなみにウワサによると、この特区旅遊ビザは1日50枚ほどしか出さないらしいので、早く行くに越したことはないだろう。めっちゃ並ぶし。

落馬州のビザオフィスの方が空いているとも聞く。

 

 

これでいよいよ中国本土へ...と思いきやイミグレで死ぬほど待った。中国辺検サン、もっと一人一人にかける時間短くして欲しいわよ。とは言えど、国境なので、変な人を入れさせないためにも慎重になっているのだろうし致し方ないが。

どこで泊まりますかとかそういう紙書いて、外国人の列並んでスマホいじりながら待ってたけど、イミグレ通過するだけで1時間かかったぞオイ。ちなみに既に電波は中国のやつ拾ってた。VPN回線使っていつも通りTwitterGoogleもlineも見れて安堵。ありがとう大学のVPN

 

 

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漸く入国~~

中国本土はしっかり入出国スタンプあるようで。普通左から押してくものだと思うのだけど、なぜか右側に押された。たまに意味わかんない順番で印押す人居るよね~...

 

 

ようやく

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時刻は12時20分、漸く陽の光を浴びた。中国本土に初めての入国!!

シャバの空気は暑い!!!!暑すぎる。日焼けする。早く中入りたい。

 

 

 

次回は深圳市街ぶらつきレポート。

面白そうだから来ただけで、全然行くとこ決めてなかったから本当にテキトー。