ether2klyのブログ

旅行記が主になると思います。

バスで中露国境越え

どもども。えーてるです。

 

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時は2023年11月。ロシア旅行に伴い、中国を経由してロシアに入国しため、中国ビザを取った。
せっかく中国のビザを取り、かつロシアのeビザが使える国境も増えたようなので、ロシアと中国の間の国境、中露国境を用いてロシア出国を試みた。

 

入国は飛行機で北京からイルクーツク。そこからユジノサハリンスクに飛び、1週間滞在した後、ウラジオストクに飛び、ハルビンまで陸路移動を試み、帰国する計画であった。入国のお話はこちらのブログで記した。戦争中のロシアに入国@イルクーツク - ether2klyのブログ

 

ここで、ウラジオストクからハルビンに行くまでをどうするか?という話になってくる。

 

コロナ禍前の情報では、綏芬河(スイフェンヘ)とПограничный(ポグラニチニ)との間に国際列車があったらしいが、おそらく現在は止まっている。ではバスはどうか?

下調べの段階では、ウラジオストクから琿春(ハンチュン)、綏芬河などに行くバスもあれば、ウラジオストクからポグラニチニまでバスで行き、そこからなら綏芬河に行くバスがそれなりの本数で走っているということがわかった。予約しようと思ったが、ロシア国内では他国のクレジットカードが使えないため、現地で直接買うこととした。

国境を跨ぐバスはGoogle mapはもちろんのこと、Yandex mapやtutuなどにも掲載されておらず、探すのに難航した。先人のブログの情報はどれもコロナ禍以前の話ばかりで心許ない。コロナと経済制裁を経てなお、今もそのバスが存在するのか?存在していてくれという願望半ば、なくてもなんとかなるだろうというお気楽精神半ばで行くこととした。

 

両国のビザに関しては、中国は紙ビザの通過ビザ(G)、ロシアはeビザを用いた。ロシアが最終目的地であり、現在、飛行機で日本とロシアを直接行き来することが不可能なため、中国は通過ビザとなった。ロシアのビザは、中国にパスポートを預ける期間もあった為、ビザセンターに赴かずに発給が可能で楽な電子ビザにした。ロシアeビザでは、入出国が可能な国境がやや制限されている。利用できる中露国境はいくつかあるが、その中でも第三国外国人が使うことができるのは、Благовещенск-黒河、Амурзет-萝北、そしてПограничный-綏芬河の3箇所のみ。紙ビザならどこの国境も使えるかもしれないが、情報も少ないので割愛する。


当日

ウラジオストクの1100₽(≒1700円)の安ドミで一泊して迎えた朝。前日夜更かししすぎて絶起。慌ててバスで駅へ向かう。

ウラジオストクからの長距離バスは、市街から少し北にあるバスターミナルから出ている。これは鉄道駅のそばにあったため、せっかくなので近郊列車を利用した。ウラジオストクに一路線だけ存在しているトラムも観察したかったため、Луговаяという駅から乗車。


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切符売り場も行列、列車も立ち客が出るほどには利用客が多く、そのためか車掌は検札にやってこなかった。РЖДのアプリから事前に切符は買っておいたため、問題はなかったが。


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バスターミナルはВторая Речкаという駅の目の前にあるので、そこで下車した。0836に駅に着いたが、バスは0850発車予定。なのに呑気に駅で写真を撮っていたら気づけば10分前。

 

 

突然の宣告


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駅からバスターミナル(Автовокзал)までは徒歩1分もない。駅から直進すると右手にバスターミナルが見える。入口横に時刻表も記載されていたので、乗るバスの確認。ポグラニチニ行きは525番バス。0850発と1710発の1日2本のみの運行で、逃してはならない。

 

バスターミナルに入り、0850発のПограничный(国境)行きのバスを窓口で購入の旨を伝えると、

 

Нет!(ないよ!)

 

と言われてしまった。はて??思考が停止する。

いやそれどころではなく、バスがあと数分で出てしまう。伝え方が悪かったのか?

もう一度聞くが、またお前さんかい的な顔で無いとしか言われない。

ゴリ押しでバス乗り場まで行き、飛び乗ろうという気持ちだったが、簡易的な改札が設けられており諦めた。

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電光掲示板を確認すると、Отменёнと書かれている。訳してみると、キャンセルと出てきた。どうやら本当に無さそうだ。Oh...

0850の一本後の1710発ならあるらしいが、それに乗れたとて国境に着くのは22時。陸路国境の営業時間は9-21時なので、その日のうちにロシアを出国することは不可能。予定が崩れ、さて困った。どうする家康な状況、作戦練り直しである。

 


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空いていた窓口の隣に中国の都市に行くバスの時刻が記載された中国方面専用な窓口もあったが閉まっている。赤い文字はそれぞれ琿春、綏芬河、東寧と書かれている。どれもロシアに近い中国の都市の名前である。

このПриморьеという会社、見覚えがあると思ったら、下調べで見つけたサイトだった。Расписание и маршруты автобусов в КНР — АТП "Приморье"

 

窓口の人に聞くところによると、中国に行くバスは売っていない(売り切れ?)との回答。一応0620発のウラジオストク発、綏芬河行きの国際バスに乗りたい人はこの事務所に来い!的な貼り紙の案内もあったが、この時、時刻は9時前。既に今日の運行は終了している。前日に知っておけば乗れたかもしれないが、後の祭りである。

ロシアではキャッシングやクレジットカードも切れない状況、陸路で抜けれるほどの所持金しかないため、飛行機という選択肢はありえない。国際バスの情報はあまり得られず、とりあえず国境に近づき、ヒッチハイクでもなんでもしようかと画策し、ウラジオストクから100kmほど北の位置にある、ウスリースク(Уссурийск)という街に行くバスが0940発であったので、ひとまずそれに乗車。500₽(≒850円)

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確証があったわけでは無いが、ウスリースクからなら国境や中国に行く国際バスもあるかもしれないと踏んだ。一応ウスリースク行きのRZDの列車もあったが、本数が少ないためバスを選択。値段は鉄道のほうが少し安いようだ。

 

 

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2時間ほどでウスリースクのバスターミナルに到着。ウラジオストクのバスターミナルと比べ、やや小規模。時刻は11時半。恐る恐るここからどこに行くバスがあるかを確認。

 

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売り場を見渡すと、隅っこに何やら国際線のカウンターが。しかし人は居ない。万事休すかと思いきや、張り紙を見たところ、2階左隅で販売とのことで、行ってみると...

 


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大 勝 利

 

対戦ありがとうございました。

中国方面に直接行けるバスがたくさん書かれている!!どれも朝早く出発するバスばかり。毎日運行ではないバスや、琿春、牡丹江、密山、鶏西などに行くバスもあった。これは知らなかったので驚いた。尤も、琿春行き、密山経由鶏西行きのバスで跨ぐと思われる国境ではeビザで出国ができないため、自動的に選択肢は綏芬河方面一択だが。中国方面に抜ける一番遅いバス(いわば終電?)は、1230発の綏芬河行き。お昼頃に国際バスは終了してしまうのか、危なかった。これを逃していたら今度はポグラニチニに向かうバスを探すハメになっていた。この日のうちに中国に抜けるのは難しかったかもしれない。不幸中の幸いだ。

807番、1230発の綏芬河行きのバスに乗りたい旨を伝えると、パスポートとビザの確認。中国人だと思われていたのか、日本のパスポートを見せたら驚かれたが、無事に2300₽(≒3900円)で切符を購入することができた。国際線はややお高めな設定な様子。

当初の予定であったウラジオストクからポグラニチニ行きのバスには乗れなかったが、なんとかなりそうで安堵。バスターミナル一回の売店で昼飯を調達し、喜びのモグモグタイム。日本語名のなさそうなбртуч(アルメニア料理?シャワルマに近かった)とやらを食べ、バスを待つ。


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国際バス

10分ほど前になったら、ゲートで目視チェックを済ませ、バス乗り場へ。ロシア国内で明らかに異彩を放つ中国のナンバープレートを持つバス。これが国境を跨ぐようだ。


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乗客は自分以外中国人と思われたが、途中のバス停でロシア人が1人だけ乗ってきた。

乗車券とパスポートの拝見があったのだが、日本国籍だとわかると驚かれた。そして周りの客に日本のパスポートを見せびらかす。お~!と謎に歓声が上がっていたが、恥ずかしいからやめてくれ...

ウスリースクの市街を抜けるのに30分ほど要し、何時に着くんだよと心配になったが、市街を抜けて以降はスイスイであった。

国境の街、ポグラニチニ手間のガソスタでバスが給油のため小休憩。他の人も降りて行くからガソスタ内の売店にでも買い物に行くのかと思ったら...‼︎

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お分かりいただけるだろうか。全人類草木に向かって立ちションをしていた。嫌すぎ。一斉に放尿する後ろ姿は誠に滑稽であった。乗客は男だけじゃないのよ...

 


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てかバスの給油を間近で初めて見たかもしれない。日本だと長距離バスとかは営業時間外に給油してるだろうし。タンクこんなに大きいのね。結局315Lも入ってた。дт(軽油)はリッター64₽(≒113円)だった。

 


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発車して5分経たずに再度ポグラニチニのバスターミナルで停車。この時、ロシア時間は14時半。既にウスリースクを発車してから2時間が経過している。国境に近いからか、ロシア語に紛れ中国語も散見されるようになってきた。またゾロゾロ降りて行くと思ったら今度はタバコ休憩。辺りを見渡すと、自分がウラジオストク-ポグラニチニ行きのバスに乗った後、本来乗り換えるつもりであった綏芬河行きのバスが何台か停まっていた。コロナ禍前はこの街の駅から鉄道でも国境を跨げたそうなので、運休しているのは残念であるが、現状バスでの往来は余裕そうだ。

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長期戦

ポグラニチニの市街を抜け、しばらくして地図で見る国境の、4km手前の場所で停車。多くのトラックやらバスやらが止まっており、もしや国境大行列?思えば陸路国境はビザを必要としない緩めなヨーロッパでしか超えたことがなく、混むという発想があまりなかった。せいぜい5分10分で通過できるイメージであった。


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動かなさすぎてどうなっているのかと降りてみると、何やらゲートが設けられており、順番待ちのような感じであった。せいぜい並んでいるのは数台であるように見えたが、後ろから追い抜いてなんでお前先行くねーん!的な車も見かけたので、どのくらい待つのかは定かではなかった。日常茶飯事なのか知らんが、バスの係員のおっちゃんは他のバスの職員らしき人と談笑していた。謎のひまわりの種みたいなものを食ってた。皆ハム太郎

こりゃ暫く動きそうもない雰囲気。この日は綏芬河到着後、17時過ぎに鉄道に乗って牡丹江まで行き、そこからハルビンまで夜行列車に乗るつもりであったが、どうなることだろう。ロシア時刻は15時、中国時間は13時。国境は目と鼻の先なのに、うーん。歩いて特攻出来るならいっそ歩くか悩んだが、ロシアのイミグレから中国のイミグレまで7kmほど離れており、両国間の空白地帯を歩くのは憚られる。あと4時間もあるわけで、時間に余裕を持っていた予定だったはずだったが、終わりの見えない戦い(戦いではない)にモヤモヤしていた。

 

途中、中国人のバスの乗務員にパスポートとビザの確認をされたが、第三国の外国人が国境を跨げるか調べていたのだろうか?結局国境に関してはполиция次第なので、色々聞かれても結局野暮なんだが。

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最終的にバスが動いたのは18時半(中国時間16時半)で、国境審査ゲートの入口で3時間半も待たされた。綏芬河から乗ろうとしていた列車にはもちろん間に合わないので、渋々12306のアプリから払い戻し。手数料10元(≒200円)を差し引いた分の乗車券代が返金された。日本のJRの払い戻し手数料(220円)と値段は近い。

 

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国境審査へのゲートが開き、全ての荷物を持ってイミグレエリアへ。手荷物検査の後にパスポートコントロール。バス下部の荷物置き場に大量に詰まっていたのか、なんだか異様に荷物が多い。バスの職員と思われる人間が、各中国人に一つずつ大きな荷物を持ってくれ的なことを伝えて荷物を渡していた。私も同じように荷物を持ってくれと言われたが、何か密輸でもしてるのかと勘繰り、それで無意識にヤクの運び屋になって捕まったりでもしたらごめんなので、丁重に断った。後々知ったが、中露国境では客に荷物を持たせて運ばせる「担ぎ屋貿易」という文化が存在するらしく、その一貫らしい。客に荷物を持たせて国境を跨がせて輸送することにより、本来輸送する際に発生する関税の納付を回避する目的であるようだ。しかしコロナ禍やウクライナ侵攻の件もあり、担ぎ屋の対象となる観光客も減っているようで、商人自体もバスに乗車していたと思われる。もしやバスの職員っぽかった人がその商人だったのだろうか?イミグレで並んでいた際にチラ見えしたが、夥しい量の赤い中国の入出国スタンプが数ページに亘って押されていた。やはりバスに商人も多数乗っていたのかと感じさせる。

少量で人間が物理的に運べる量ならいいのか、ひっきりなしにイミグレの通路で重たそうな大きな荷物のパス回しが繰り広げられていたが、何も言われていなかった。日常茶飯事で黙認されているのだろうか?

私の番になったが、イミグレの職員は日本人のパスポートを見て何やら表情が曇っていた。そしてどこかへ電話。のちに別の職員が複数人登場、狭いイミグレの箱の中で何やらチェックをしていた。そして案内があるまでここで待て、と英語も話せる職員に言われ、後ろに下がり荷物検査の職員側で待機。荷物検査のパソコンがチラッと見えたが、あの機械って形状まで丸見えなのね。

 

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10分後、別室送りにはならずに無事イミグレを通過、Пограничныйよりロシア出国。陸路国境は車のマーク。交通手段でマークが変わる入出国印は好き。島国である日本は空路が9割だから仕方ない。おそらく私待ちだったであろうバスの他の客は奥で待っていた。申し訳ない。

 

イミグレの建物にはПограничныйと大きく書かれていたが、外に出るや否やノータイムでバスに乗車で残念ながら写真は撮れなかった。ロシアのイミグレを出たのは1950(中国時間1750)とすっかり夜になってしまった。ここから中国のイミグレまでの空白の7kmを走る。

 

 

中国側のイミグレ

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中国側のイミグレ、綏芬河口岸に到着。入口はどうやら地下にあるようで、バスは地下へ潜った。

現金しか使えないロシアから出国した安心感と、またキャッシュレス大国に戻って来て現金が手元にない不安感もあった。

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いつものようにまずは健康チェックを...と思ったらそのエリアは通過。はて??と思ったが、調べたらどうやら10月末を以て健康チェックは廃止されたらしい。出国の際は10月だったので出国時に行っていた為、なんだか違和感があったが、面倒な手続きが一つ減ってやったね。写真はたまたま中国出国ロシア入国の時に撮ってたスクショ。

 

中国の入国審査はまあ大丈夫だろ~と思っていたが、まさかの別室送り笑。英語の出来る職員と会話。20分待たされたが、普通に大丈夫だった。流石に別室送りにされたとて追い返されるとは微塵も思っていないので、何も心配はしていない。

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無事に綏芬河口岸より中国に入国。中露国境攻略かな?

すっかり時刻は1850で自分以外のバス客が1人も居なくなってしまったなぁと思ったが、バスで待ってるのかなと思い外に出ると、あれれ~?おかしいぞ~?バスはどこだ~?止まっているバスのナンバープレートを確認するも、見当たらず。これ、

置いてかれたな??

うん。間違いない。客が待てるスペースに私が乗ってきたバスは居ないし、これは置いて行かれただろう。

タクシーの勧誘がウザすぎるのと、ボケっと来るかもわからないバスを待つ気力も無く。幸い綏芬河の市街地までは3、4kmで歩ける距離だったので、歩くことにした。

ちなみにバスターミナルは鉄道駅の横にあるため、そこまで歩くとしたら5、6kmはあると思われる。

 

まさかの徒歩


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階段を登りまずは地上へ。看板の文字にはようこそ的なことは書かれていないようだ。人が歩く筈がないであろう道なので、誰にも見つからずに動きたいところだったが、私が階段に登るのを見たのか、タクシーが口岸から追いかけて話しかけてきた。タクシー乗れよ的な事なのだろうが、中国語ワカリマセーン的なアピールをし、無視をキメてそのまま歩き続けていたら去っていった。海外のタクシーは絶対ぼったくる(偏見)なので信用していない。

 


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気温は-4°Cで震えながら歩いていたが、しばらくして歩道が登場。もう安心という感じ。

ちょこちょこ歩いて気づいたが、ロシアとの国境の街なのもあり、ポグラニチニで中国語が散見されたのと同様に、ロシア語がチラホラ見られる。標識にもロシア語記載が多い。日本でいう稚内の標識みたいなそんな感じ。お店の看板にもロシア語が見られた。

 


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40分ほど歩いて、市街に到着。国境近い街で、人口はそんなに多いわけではなく、歩いている人など殆ど見かけなかったが、しっかりと店は営業していた。

 

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百度地図で見つけた良さげな飲食店に入り、エネルギー回復。炒飯ってホント美味い。ハズレがない。

 

綏芬河の安宿


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結局この日は列車に乗れなかったので綏芬河で宿泊、翌日の朝早い列車でハルビン方面に向かうこととした。ctripで外国人も泊まれそうな宿を93元(2000円以下)で発見。都会でもないのにこんな破格で、現地行って外国人泊められないよと言われないか不安であったが、杞憂に終わった。まず入口にロシア語の記載、そして売店にもロシア語。どうやらロシア人御用達の宿なようで、ロビーでもロシア人が会話していた。

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ここの宿はデポジットを請求しない代わりに、パスポートを預けるという怖すぎる宿だったが、翌朝無事返って来たのでヨシとしよう。嫌だったけど。ドミトリーでもないのに2000円以下でアドな部屋ではあったと思う。翌朝寝坊して駅まで超ダッシュした。

 

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少し長くなってしまったが、中露国境レポート、いかがだっただろうか。ウラジオストクから中国に行くには、このルートがメジャーであろう。eビザも使えるし。綏芬河口岸でバスに置いてかれたのは想定外であったが、まあ市街まで近かったので許せる。綏芬河自体で観光はさっぱりしなかったが、中国とロシアが入り混じった街で面白いと思う。今後の旅行者の参考になれば幸いである。


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おわり